2015. 08. 17  

  立秋やお盆も過ぎて、もう少し涼しくなるかと思いきや、ま
だまだ暑いですね。

  このお盆に浄土真宗系のお坊さんにもらったペイパーに
正岡子規(まさおかしき)の俳句と三十三間堂(さんじゅうさん
げんどう)のシルエット画が描いてありました。




1 子規の句と三十三間堂






     <1 子規の句と三十三間堂 >


 子規の句は「御仏(みほとけ)も 扉(とびら)をあけて 涼み
かな」、もちろん扉は仏壇の扉・・。また正岡子規はベースボー
ルを日本語で野球と名づけた人であります。


  三十三間堂は平安時代に後白河法皇が建立して、中には
千躰もの千手観音を横並びに祀ってあるそうです。後白河法
皇は歴代天皇のうち一番多く熱心に熊野巡礼をなさった方で
それも33回を数えます。


2 熊野街道の碑








      <2 熊野かいどう の碑 >  

  その巡礼の途中、天王寺の一心寺に立ち寄り、浄土宗を
開いた法然さんとともに大阪湾(ちぬの海)に沈む太陽を眺
めながら「日想観(じっそうかん」を修法なさったそうです。

  天王寺から南へ、大和川手前の国道13号線沿いに止止
呂比売命(ととろひめみこと)神社があります。

    



3 止止呂支比売命(とどろきひめのみこと)神社






   <3 止止呂比売命神社 >


  この神社は、後白河法皇に次いで29回の多きに渡って熊
野巡礼を重ねた後鳥羽上皇が熊野詣でに名をかりて承久3
年(1221年)5月、鎌倉の北条義時を討つべく浪速津守一族
ならびに大和河内の兵たちの勢力を集め挙兵するため、国家
安泰・武運長久を祈られた神社だそうです。



4 止止呂比売命神社の本殿と拝殿







     <4 本殿・拝殿 >

  それより4年前、急激に信者を増やしていく浄土宗に危機
感を感じた古い奈良の寺や、比叡山の僧たちが法然や親鸞
のこの新しい宗教を妨害したり、非難し始め、ついに承元元
年(1207年)朝廷に訴え、朝廷を動かせて念仏を禁止させ
てしまいました。

  さらに弟子たち4名が処刑され、法然と親鸞はそれぞれ土
佐と越後(えちご=いまの新潟県)に流されました。浄土宗・
浄土真宗ではこれを承元の法難といいます。


  ところが後鳥羽上皇は戦に破れ、承久3年7月隠岐島へ
息子の順徳上皇は佐渡島に配流されることになって、聖徳太
子を信奉する親鸞は因縁の不思議を感じます。

  承久の乱は武装農民であった武士がそれまで支配階級で
あった天皇・公家階級を無力化させて事実上、国の実際の支
配権である行政・立法・司法を奪い取ったことで、立派な革命
といえます。

  このときから明治の大政奉還まで武家の日本国支配が続
きます。
 

  結局は後鳥羽上皇は貴族であり、流鏑馬(やぶさめ)や相
撲(すもう)や刀剣造りをやっても、やはり和歌作りや蹴鞠(け
まり)など貴族の遊びが中心で、後白河法皇ほどの政治的な
したたかさはなかったようにみえます。




5 水無瀬神宮






     <5 水無瀬神宮 >


6 今年も参詣した水無瀬神宮の拝殿






     <6 今年も参拝した神宮の拝殿 >



7 後鳥羽上皇の和歌







     <7 後鳥羽上皇の和歌 >


  和歌は「見渡せば山本かすむみなせ河夕は秋と何思ひけ
ん」(=見渡すと、水無瀬の河近くの山のふもとに春霞みがか
かっていたのを、どうして秋と勘違いしてたのだろう)

  今年の6月にも水無瀬神宮に行ってきましたが、元はここ
は水無瀬離宮とよばれ、このような絵馬も売っていました。

  隠岐島に流されて、最後は隠岐で死なれるんですが、いつ
の間にか浄土宗に変わって念仏者として人生を終わられるわ
けです。親鸞さんは感慨深かったことでしょう。

  その際、「無常講式」というものを遺されています。その中味
は蓮如さん(親鸞さんより200年余り後のひと)作とされる「白骨
の御文」そっくりの文章が出てきます。いまでも浄土宗や浄土真
宗のお葬式でよく読まれる御文章です。

  正信寺さんのお盆のご法要ではいつもの「盂蘭盆(うらぼん
=逆さ吊り)」の説明がされていました。



8 正信寺(しょうしんじ)さんのお盆法要







     <8 正信寺さんのお盆法要 >


  後鳥羽上皇の「無常講式」の最後は、「たのみても、なおた
のむべきは、弥陀(みだ)誓願(せいがん)の助け也」と結ばれ
ています。
  

  




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Author:panakorann214
 月日の経つのは早いですな
来年は、早十一年目光陰矢の如しとよく言いますが。
 調べて見れば

 「月日の経つのはあっという間で二度と戻ってこないから、無為に送るべきではないという事を言っているのですが、早 後期(好機)高齢者になりました、意味を知るのがが遅かった。


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