2017.
05.
09
1614年の冬の陣、1615年の夏の陣の「大阪の陣」に
よって豊臣家は滅び、味方ばかりでなく敵方の中からも「日
本一の兵(つわもの)」として尊敬もされ、愛された真田幸村
も亡くなりました。 5月5日は幸村の命日でした。
<3 真田日本一の兵(つわもの) >
大阪天王寺横にある、茶臼山(ちゃうすやま)は冬の陣
のときは徳川家康の本陣、また夏の陣には幸村の本陣に
なりました。
丘と言ってよい低い山ですが、ここに登ると「兵(つわもの
)どもの夢の跡(あと)」の言葉が迫ってきます。
<1 茶臼山頂上から池をみおろす >
<2 使われていた火縄銃と兜 >
逢坂(おおさか)のある道をはさんで南の一心寺近くにいた敵
の大将、大御所の家康めがけて周りの敵兵を蹴散らし、何度も馬
で直進し、あわや家康をしとめにかかっていた幸村を一心寺の霧
降りの松がすんでのことでさえぎります。
重たい火縄銃ではなく、軽くて最新の8連発の短銃で襲ったの
ですが松に邪魔され、家康は命拾いをしたのです。
勇猛果敢に攻めますが、なにせ敵の多勢にこちらは無勢、何
箇所か傷を負ってすぐ北にある安居神社の陰で傷の手当と休息
をとっているところに敵の雑兵に踏み込まれ、「もはやこれまで!」
と観念した幸村は「さあ、この首を取って、手柄をたてなされ・・・」
とおちついて敵に討たれたそうです。
<4 傷の手当をし、休息している幸村の像 >
実は前日三女の阿梅(おうめ12才)に白装束を着せ、白い柄の薙刀
を持たせて幼い男の子4才を連れて伊達政宗配下の信頼できる武将
片倉重綱(しげつな)に預けたのでした。
これが仙台真田氏のもとになって子孫の人が残り、今日
の慰霊祭にも子孫の方がご夫婦で出席されました!
戦においては勇猛な武将ですが、普段はおとなしく、人
には優しくて温かな人柄だったそうです。
<5 幸村の人柄を説明する解説板 >
昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」では、そんな幸村の人柄
がいかんなく表現されていました。関係者や出演者の気持
ちが絵馬板に書き付けられています。
<6 芸能関係者の寄せ書き >
<7 大河ドラマ出演者の署名 >
<8 沢山の人たちがお参りにこられます >
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